マチビトブログ第6回
賃貸経営 ~空室対策編~ イントロ
こんにちは!
今回は賃貸経営において、避けては通ることができない空室対策について。
国の経済が右肩上がりに成長し、それにともない人口が増えて、何もせずとも空室が埋まっていく。そんな時代はとうの昔に終わっています。
世は少子高齢化、人口減の局面に入っています。
それでも新しいマンションやアパートがどんどん建っています。
一戸建ての住宅もどんどん分譲されています。金利も低金利が続いて久しい中で、家賃を払い続けるくらいなら買った方がいいなとなる時代。(金利はこれからまたどうなるか分かりませんけどね)
特に地方の賃貸不動産の現場では、いわゆる大空室時代が到来しています。
例えばここ京都府亀岡市では、空室率約20%超(LIFULL HOME’S見える賃貸経営より)
です。しかし、恐らく体感ではもうちょっと多いと思っています。
こんな状況を、賃貸オーナーは乗り切っていかなければなりません。
なぜ空室になるのか?なぜ決まらないのか?
1棟に複数空室があり、それも長期化している状況は、比較的多く散見されます。
そして、その物件を観察してみると、
①共用部の清掃がされていない(行き届いていない)
②大規模修繕の時期がとうに来ているのに、未着手
③前入居者が退去したままの状態で、原状回復をしていない(部屋が決まったらするというスタンス)
④原状回復らしきことはしてあるが、時代のニーズを全く満たしていない
⑤オーナー自ら、または管理会社による空室チェックによる維持管理ができていない
⑥部屋付けあるいは管理を任されている不動産屋が自社だけで情報を囲っている
⑦物件の状態と賃貸条件のミスマッチ(割高感あり)が発生している
⑧恐らく管理サービスが入居者の不満足を招き、人的要因で退去がかさんでいる
などの理由が挙がります。
これでは、申し込みをもらう以前の話しになってしまいます。
いわゆる市場に出していくにあたって、商品化がされていない状況です。
例えば、あなたが服を買いにいきます。
そこには10年前に流行った服が、当時のままの定価でホコリを被った状態で売られています。あなたはその服にお金を払いますか?
たぶん、買わないですよね。
賃貸物件のお部屋もその時代その時代で、求められる設備や間取り、内装のカラーリングは変化しています。しかも、社会の変化により消費者が求める性能水準はどんどん高まるのです。
この大空室時代に競争力のない物件が、申し込みを取ることは非常に難しいです。
と、まぁ、厳しげなことがツラツラと書かれていますが・・・
まずはやれることからやってみる。
次回からは一つずつ対策を考えていきます。
今回はここまでです。
では、また(^_^)/~
執筆者 片山雄一