賃貸マンション収益改善の事例
18戸の単身用マンション(京都府南丹市)の事例
物件概要: 築31年 鉄筋コンクリート造のマンション、総戸数18戸
各部屋、家賃・共益費で月額合計30,000円、敷金・礼金なし
1ルーム、3点ユニットバス、ベランダ洗濯機置場(置けない部屋もあり)
共用ランドリー
改善前の状況:7室が長期で空室(入居率64%)
空室は未改装
共用部の清掃がなされていない、ゴミ庫も荒れ放題
募集は1社のみ・・・
改善案として以下のように提案、そして実行
・まずは改装をすること
・収支が良くないため、オーナー様の予算が許す限りで順次1室10万円程度の予算を捻出いただ
きカラークロスやデザインクロスに貼替、クッションフロアもクロスに合うものに貼替
・すべての空室をそれぞれ全く違うコンセプトでデザイン
・モニター付インターホンは必須
・清掃会社を変更
・ゴミBOXは当社でちょっとずつ清掃及び整理
・他社仲介業者へ募集情報をリリース
改善後の状況:対策を始めてから半年で満室
満室になってから2室の空きが出たが、同じ対策を継続し、空室期間1ヶ月で
また満室に。
家賃は据え置き。
いかがでしょうか?
ポイントはいかにしてインパクトを出すか?でした。
物件としては築古、現在ではニーズの少ない設備で供給過剰の中、完全に陳腐化した状態でした。
そこで変化があったことが一目瞭然で分かるように、大胆な色使い、柄使いでクロスや床材を貼替えました。それもすべての部屋を色違い、柄違いで作り、その部屋その部屋のオリジナリティのようなものを演出したい意図もありました。
今後についても、1室/全18室ではなく、1室/1室という考え方ができればリスクヘッジにもなると考えます。
成果が着実に出ておりますので、オーナー様にも大変喜んでいただけた事例となります。
毎月のキャッシュフローが回復しておりますので、もう少し余裕が出てきたら次は家賃をいかにして上げる事が出来るかというチャレンジがはじまります!